始まりますねえ。
昨日は記者会見と東京にて打ち上げでした。
久々にあった仲間たち。東京新宿のお店なのに、そこは北海道の赤平になっていました。
スタッフが作ってくれたNG集を見て、みんな涙を流して笑い、
撮影時の思い出をたっぷりと語り合いました。
さあ、今夜から放送開始です。宜しくお願いします。
若き期待の脚本家 竹山純が北海道富良野へ行こうとするが猛吹雪で通行止め。
それで見知らぬ街に降り立ち、訳の分からない男たちに巻き込まれていく。
「純」という名前、北海道富良野へ向かう。それも富良野にいらっしゃる大御所の脚本家に会おうと。
ドラマの中でも純のナレーションがあり、なんとなくあの名作ドラマをイメージするような設定がいくつかあります。
ですからクランクインする随分と前、昨年の12月にこのことを倉本聰先生にお電話で伝えました。
先生は「逆にわざわざ連絡をくれて恐縮です」とおっしゃり、
さらには「僕は出なくていいのかい?」とまで言ってくださいました。
「え?出ていただけるんですか!」と僕が真に受けると、
「ははは、冗談だよ」と言われました。
多くの方々に支えられて出来上がったドラマです。あらためて感謝いたします。
北海道、赤平市にアトリエを構え、そこで感じたこと。
人生、そんなに焦って前へ進まなくても大丈夫。
ゆったりとした時間の中に身を置こう。
そして、何でもかんでも便利にしようと考えなくても良い。
不便で不自由だからいろんなアイディアが生まれるんだということ。
赤平で映画を作っても、赤平には映画館が無い。
札幌か旭川に行かなくてはならない。
レンタルビデオ屋さんもとなりの滝川まで行かなくては無い。
でも、テレビは大概の家にある。テレビなら多くの方々に見てもらえる。
いろんなことを考えさせられて出来上がった「不便な便利屋」です。
今夜からは僕らの手を離れ、ご覧になっていたく皆さんのドラマになります。
気に入ってもらえるといいな。
この物語を皆さんの手で育てて成長させてください。
宜しくお願いします。