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CUE DIARY キューダイアリー

2011

12/31

15:29

河野真也

大晦日

河野真也

大掃除をして、年末特番を見て……という、THE・年末な感じで過ごしております。

こんなTHE・年末はめちゃくちゃ久しぶり。

ただ、今年は年末特番も、例年とは違う感じですね。

震災に関するものが多い。




この12月、忘年会と合わせて送別会などもありまして、43年、そこで働き通した大先輩の挨拶を聞く機会がありました。
今回は大先輩でしたが、僕より若い方も含めて、送別会などで挨拶を聞く時間が好きです。好きって、ちょっと違うか。大切にしています。

寂しい気持ちにもなりますけど、挨拶では、その人の半生を話してくれたり、最後だからと、日頃、決して言わない思いを語ってくれたりします。

そんな時代があったんだ、とか。
そんな事を考えていたんだ、とか。

そこには、学ぶ事が多い。




今年から、芸能情報を朝、夕方と伝えるようになりました。
今まで、芸能情報というものに、正直あまり興味がありませんでした。だから分からなかったのか、一年の間に、こんなにもたくさんの有名人の方が亡くなっているのかという事に愕然としました。
亡くなった方をテレビの前の皆さんにお伝えする時、その方について調べまくります。中途半端な知識でお伝えするのは失礼だと思うから。
インターネットの時代。その方がこれまでに雑誌の対談で語った事なども知る事ができます。
知人の方が寄せたお悔やみの言葉で、その方の人と也を知る事ができます。

遺言がある時はそれが、ない時は、その過去の言葉や周りの方の言葉が、亡くなった方の最後の言葉だと感じます。

そこには、学ぶ事が多い。




大震災で亡くなられた方で、遺言がある方なんてほとんどいないでしょう。
でも、それぞれの最後の言葉を聞きたくて、できうる限り教えて欲しくて、震災特番を見ます。



心から願います。
来年が、明るい年でありますように。