宮越屋っていう珈琲屋さんが
札幌に何箇所かありまして。
美味しいんです。
つめたいコーヒーを頼んで
只今、そこでまったり中。
で、こないだの続き。
夕方に再び撮影現場に向かうため、渋谷から銀座線で青山一丁目へ。
座席に、白いワンピースを着た乙女。
酔って具合が悪そうに座りながらぐったりしておりました。
同じ座席、向かいの座席
皆様、乙女を注目。
案の定その乙女、途中で床に転げたものですから、慌てて皆で起こしあげ・・・。
私も起こしあげようと真っ先に立ち上がったのですが、
白いワンピースからあらわになった乙女の太股に一瞬目を奪われた隙に、先を越されてしまいました。
何たることかと自分を恥じていましたら、
またもや座席から崩れ落ちる乙女。
次は惑うことなく起こし上げ、
さてどうしたものかと逡巡してましたら、
同じ車両にいた胸板の厚い若者が
「一度降ろして、駅員さんにあずけましょう」。
なるほど。そうですねと思いつつ、
でも一緒に降りて駅員さんに事情説明して云々やってたら現場に遅れるなあ。さてどうしたものか。
厄介だな。
なんて顔を私はしてしまっていたのでしょう。
胸板の厚い若者は
「大丈夫です、僕がやりますから」
と微笑み、
乙女に肩を貸しながら、次の駅で降りて行きました。
なんて格好良いのでしょう。
胸板男子にも用事はあったろうに、当たり前に見ず知らずの乙女を助ける優しさと即座の行動力。
対して、太股に一瞬目を奪われたあげく
細かい時間に縛られて優先順位を決めあぐねてしまった私。
あ~情けない。
と、良心の呵責と嫉妬を抱えて現場に向かった次第。
もっと胸の厚いオッサンになりたい。
こんなことを書き込んでる間に
アイスコーヒーの氷が溶けてきました。
水っぽくなっちゃった。
せっかく頼んだのに
あ~もったいない。
なんて一瞬感じてしまう自分。
もっと懐の深いオッサンになりたい。
以上、とある日の懺悔にお付き合いいただき、ありがとうございました。
では股。