昨日あるイベントに遊びに行きベンチに腰かけていると、ジャケットをきてビシッとしてるんだけど何かが違うおじいちゃんが近寄ってきました。
なんだべなぁ…何かが違うんだよなぁ…えーっと…えーっと…あっ!
これだ!これっ!水色のキャップに扇風機がついとる!(フォトダイ参照)
すげーすげー!おじいちゃん!この帽子どうしたの?と口を開きかけた時…
『俺は全部聞こえとるんだ。さっきもあそこにおる女二人組がよ「あのじじぃ頭に扇風機つけてる!ウケるッ!(笑)」だかってコソコソ笑ってたんだ。
バカな人間はみかけで判断するバカな生き物だ…みんな笑いたい奴は笑ってればいいんだ…アンタも笑うか?』
とアタシを見つめてきました。
なんだべ。
もしかしてこの人神様ぢゃないべか?!と思った。
「なんもでしょ!みんなバカにしてんぢゃないって。凄い!と思って見てるんだって!…よし!飲むかっ!」
となぜか神様にビールをご馳走したくなったアタシ(笑)
すると、
ポケットからキチンと折りたたんだ千円札を出して
『いいや。俺がご馳走してやる!』
と、神様がおごってくようとするっ!!
「いいって!」
『いいんだ!』
「いや、本当にいいって!」
『めんこくないな!素直に受け取れ!』
プラスチックのコップに入った一杯三百円のビールを頂きながら神様と色んな話をしたアタシ。
『この帽子は凄い発明だったんよ。太陽熱で動いてたんだから。今は壊れとるけどな。発明とは紙一重なんだわ…まぁ、全ての事柄紙一重なんだわ…だべ?』
と、哲学的な質問。
なんだ?試されているのかっ!?
小一時間話をし
『眠たいから帰る』と姿を消した神様。
いつかまた逢えるかなぁ。