かねてより言われていた電気自動車。
いよいよトヨタが量産を目指して急ピッチで動き出すようで。
ハイブリット車ではなく電気自動車。
昨年末にはホンダがF1から撤退して水素燃料の自動車の研究に入ったり。
アメリカのビック3も環境問題を見据えた車開発を主に考えなければならなくなったり。
もともと進められていたはずのエコカー開発が、この不況をキッカケに加速してますね。
不思議ですね。
環境問題を見据えている時はゆるやかな進展でしかなかったものが不況でガラッと変わるとは。
結局、これまでは我々購買層が求めていなかったってことなんですね。
環境問題を考えつつも、自分のスタイルにあった乗りたい車を買う。
でも誰も車を買わない今、新たな価値のある車を創らなければ売れない。自動車業界を生き残れない。
それでエコカー。
20世紀に急速に発展した自動車が、21世紀にまた様変わりして進化を遂げようとしています。
しかし、電気自動車にしても水素自動車にしても、エネルギーを生み出す発電所等では膨大な石油燃料が使われていたり、まだ安全面に不安を抱える原子力だったりと、やはりエネルギー問題にはなんら変わりありません。
まだまだ遠い道のりなのでしょう。
せめて車の排気ガスの規制によって、少しでも環境に良い影響が出ていることを祈ります。
それにしても、世の中を動かすのは、やっぱり個人レベルの意識の変化なんですね。
不況ってのは大変なものなんだ。
大人になってから初めて経験しております。
バブルがはじけた時は、まだ関係ないと思えてたんで。