観てきました。
一番の感想。
「若いって、それだけで素晴らしいな!」
なんか、もう、その一言に尽きます。
また、芝居の内容が高校生の応援団って話だから、
特にそう思っちゃって。
ほとんどが20代前半のメンバー。
俺らが芝居を始めたのとほぼ同時期。
どうしたってその時の事を思い出します。
なーんにも考えてなかった。
ただ「芝居がしたい」って想いだけで芝居をしてた。
今にも繋がる事だけど、
「芝居をする=自分のアイデンティティー」
芝居漬けの生活で、単位が取れなくて親に芝居を辞めろと言われた時に
「この人は何を言ってるんだろう?」
と、本気で分からなかった頃の事を思い出しちゃいました。
「情熱」
他の事を考える余地のない気持ち。
歳を取ると、それを保ち続ける事が無理な様に思える気持ち。
それをもう一度感じさせてくれる、
素敵なお芝居でした。
どうしても、
テクニック云々や、構成云々などを考えて、芝居を観て、やってしまう今。
「本当に大切な事はそんな事じゃないかもしれない」
そういう気持ちになる芝居でした。
それは、
スパイスガーデンメンバーのひたむきさや、
作・演出の及川さんの伝えたい事‥‥
完全なるノンフィクションであるという事実。
重いです。
その重さが、メンバー全員に上手く乗っかっていた様に感じました。
話の、と言うか、及川さんの実体験のリアルさがあるから、
この芝居は成り立っていた様に感じました。
観てほしい。
ノンフィクションだと知ったのは、
芝居を観た後だったんだけど、
始めから知っていたらやりきれない気持ちになっていた‥‥。
旗揚げ公演にこれだけの話を持ってきた事が、
今後の劇団にとって課題になるかもしれない。
でも、メンバーや及川さんの「情熱」があれば、
今後更にステップアップし続けるスパイスガーデンを見せ続ける事に、
なんの支障もないだろうと思いました。
俺も、もうちょっと気合いを入れねば!