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CUE DIARY キューダイアリー

2006

12/23

15:19

音尾琢真

暮れの元気なご挨拶

音尾琢真

先日、今年最後の『素晴らしい世界』のロケが終わりました。
年号が変わるだけなのに、何故か特別な気持ちになる『別れ』。まるで遠い街に引っ越していくから当分会えなくなるような、プレミア感たっぷりの別れ。例えば次に会うのが10日後だとしても、この時期だけは、ちょっぴり寂しいような、なんだかスッキリするような、不思議な『別れ』。

昨日、おじさんがやってる整骨院に行きました。
高校時代からお世話になっているけど、どっかこっか身体の調子が悪くなった時にしか行かないので数年に一度しか顔をあわせません。
そのたびに、『最近活躍してるんでないか?』と嬉しそうに言いつつ、身体の歪みを完璧に治してくれる。
前に来たのはちょうど去年の今頃だったそうです。
帰りがけ、おばさんが玄関で見送ってくれました。甥っ子が帰っていく様子を見つつ、見守るような、旅立ちを喜ぶような暖かい目で一言。

『よいお歳を。』

『スバセカ』ロケでも同じことを言われました。

そうですか。もうそんな時期ですか。

これを言われると、年末を実感しますね。12月に入ってから飲みに行った店のほとんどが、宴会で席がいっぱいだった時よりも実感します。
過ぎ行く2006年。2007年になり正月も過ぎると、何事もなかったように普通の一年が始まるのは、どうも嫌いです。だから、もう年末か………と、ちょっぴり寂しい気持ちになっている今が好きです。

『よいお歳を』

なんだかよい日本語っすね。