観て来ましたよ。イナダ組。
観て来た人達があまりにも僕の前で「いや~良かったよ!川島君。」と大絶賛するんで、よ~し!じゃあ!ここは一つ、絶対に感動しないぞ~~!!と心の中でひっそりと頑にイヤらしい笑みを浮かべて劇場に行ったんですけど・・・。(俺は一体、どういうプライオリティなんだ?)
う~ん。見事にヤラれちゃいました・・・。
俺は絶対、一目惚れなんかしないんだ!って言っている男が出逢って一時間も経っていないのに泣きながら巻き毛の女性にプロポーズしてしまう位、ヤラれてしまいました。
だって終演後、席から立てなかったですもの・・・。イナダさんの世界観にどっぷり浸かってしまいました。観終わった後、劇場を出て、札幌の街を歩き地下鉄に乗って自宅に帰る。という日常に戻りたくなかったですね。
う~ん。ずっと「カメヤ演芸場物語」の世界に浸っていたかった・・・。
素晴らしい脚本&演出。素晴らしいキャスト。
「戦いはどこでもできる。」
という劇中のセリフに共感し、非常に感情移入してしまいました。
当たり前ですが・・・戦い方は人それぞれ違うんですよね。
そしてまたNACSのお芝居とは違う、兄さん達(リーダー・・大泉さん・・音尾さん・)の演技。また違った味がありましたね~。
う~ん。演技というか、もうその世界の中に存在している人だったな~。
う~ん。芝居。演技って、一体何なんだろう?
素晴らしい役者を観てしまうとそんな事をばかり考えてしまいます・・・。
勿論、兄さん達以外の役者さんも素晴らしかったです。特に岩尾さん。あの人は凄く気になる人だな~。(何かホモみたいだな。俺。)
何はともあれ、心の栄養を頂きました。
改めて、表現をする人がいて、それを観て、今日の僕のように何かを感じる人がいる。これって凄い事だな~と痛感します。
人間は日常の中で、スポーツ選手が試合で競う姿を見て感動したり、映画を観終わった後に何か焦りのようなものを感じたり、という事が多々あります。
このままじゃいけない。
自分は何になりたいんだ。
これを手に入れる為にはこれをやらなければならない。
人それぞれですけど・・・。
大抵の場合は、このような感触を一晩眠ると
忘れてしまいます。昨日観たファンタジーが現実の世界にスポイルされてしまいます。でも、この感触をできるだけ忘れないように努力してきた人だけが。スポイルされなかった人だけが。その世界で進化できる人なのかな~と最近、考えます。
そう考えると社長は凄いなあ。
お元気なんでしょうか。
風邪は直ったんでしょうか。
イナダ組のお芝居を観て、色んな事を考えてしまいました。
これって、ある意味、幸せなことですね・・・。
イナダ組の皆さん。お疲れ様でした。
う~ん感謝!!