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CUE DIARY キューダイアリー

2004

10/1

17:50

森崎博之

「R」卒業に寄せて。

森崎博之

2003年3月から昨日までの1年7ヶ月、3時間の長いワイド番組をエキスタから公開生放送でお送りして来ましたが、昨日9月30日をもって番組から卒業させていただきました。

番組を聴いていただいて。
また参加していただいて。
エキスタに見に来ていただいて。
FOMAでご覧いただいて。

本当にありがとう。心から感謝しています。

番組で話したこととかなり重複してしまいますが、改めて挨拶させて下さい。

・・・あの。
僕にとって「R」は凄い番組でした。

沢山の人に向かいながら、ラジオの向こうの方たちに話しかける。
ラジオであってラジオで無いような。

しかもそこは駅で、おしゃれなショップも沢山あって、いろんな人たちが行き交う。

僕達をいつも応援してくれる人、僕達を知っている人、知らない人。
会社帰りのお父さん、家族連れ、観光客。

超有名なゲストのインタビューの日なんか、1000人以上が列を成してエキスタに熱い視線を送る。

ガラス越しの、黄色い小さなスタジオ。

僕はその中に居ました。

色んな人に見られました。
恐らく僕なんて知らない、って人が僕を知る人の100倍居ました。

「あれ誰?」
「しらなーい。」

ガラス越しで聞こえないんだけど、そんな会話をしてるであろう若者とか。

「オーッ!ニッポンの大スターに違イナイデース!」

とフラッシュを光らせる外国人とか。
(ディレクターが撮影禁止の看板を出しても日本語理解してくれませんでした。涙)

ただ、知らない人に自己紹介できるのは凄くありがたかった。
大勢の人に「見られる」事が、「知ってもらう」事が大切だと思いました。

Rはラジオの向こうだけじゃなく、ガラス越しにもお客さんはいらっしゃる。

それも、たまたま駅を通りがかった人。
「さぁRを聞こう!」とチューナーのスイッチを入れてくれた人や、僕に会いに来てくれた人じゃなく。

僕は大げさに笑うし大きな声で歌います。

「なにアレ・・・?」
「きもーい。」

これでいいんです最初は。

超有名ゲスト目当てで、ゲストコーナーが終わって皆帰るのも当然のこと。

でも、俺も自己紹介しなくちゃ。

立ち上がって放送したり歌を熱唱したり、もちろん時々恥ずかしかったけれど、何となくそのキャラクターが自分でも愛せちゃって。
来てくれた人も笑顔で見てくれてるし。

なんか知らんが楽しそうなヤツが木曜夜、駅で放送している。
そう思われる事で十分だったし、多分俺はこれで間違いなかった。
楽しかったし。

いやぁ・・・
なんかねー、楽しかったのよ。

木曜Rは、とっても楽しかった。
ありがとう。

一週間の中で一番好きな曜日でした。

そして昨日は最高だった。
だって、超有名ゲストの日並みにエキスタを見つめる人たちが居て!
大勢居て!

しかも!
最後まで帰らない!!

凄い人数に見守ってもらったんです、昨日。
嬉しかったな~。

嬉しかった。

昨日は初めにエキスタに登場したときが一番ヤバかった。

「うおっ・・・」

俺の涙腺があと少し緩ければ溢れていた。

凄い人数が、俺を待っててくれたのよ。
感動したもなー。

あやうく放送前に号泣するトコでした。

で、ゲストがTHEイナズマ戦隊!
Voのジョーヤ君はもう3回もゲストに来てくれていて、すっかり顔馴染み。

そしたら昨日のインタビューコーナーでエキスタに花束持ってきてくれてさぁ!!

これもなまら嬉しかったなー。

彼らの歌う「応援歌」、すっごいすっごい励まされてパワーもらえる歌なんだ。
もし落ち込んでいる人が居たら聞かせてあげたい。

その人のタイミングで、その人の空間で、ヘッドホンでボリューム大きめに。

絶対感動できるから。
俯いていても絶対顔を上げられるから。

大好きなジョーヤ君が昨日のゲストだった事も嬉しかった。
12月8日のペニーレーンのライブ、仕事入らなかったら絶対いくから!!

そして、Zwaiからも花束が届いてたし!
DAIGO☆STARDUSTからもラブメール届いたし!

メールも3時間ずっと受信し続けてた。
ディレクターの上月さんが「印刷が追いつかない!」って笑顔で悲鳴上げていた。

メールは放送後、そして今日エアジーに行って、ゆっくりと読ませてもらいました。
嬉しいメッセージいっぱいありがとう。

安田とシゲが来て、メグと四人で放送した最後の1時間も貴重でした。
メグの最後の手紙、愛のこもった毒舌メッセージも嬉しかった。

最後に一言ずつ挨拶したけれど、自分がちゃんと話せたのか覚えていない。
僕はスタジオの中のラストラップと時計とを見て、

間もなく終わっちゃう!
時間をとめたい!

って思いでいっぱいだったから。

でも、最高のタイミングでチーフディレクターがラストの曲をかけてくれた。

スタッフ、出演者、リスナー、Rに関った全員で作った「本日のスープ」。
喋り過ぎてフルコーラスとは行かなかったけれど、一番が終わったところでタイミング良くフェードアウトして綺麗に生放送を閉めてくれました。

つまり逆算して一番いいところでスタートしてくれたんだ。
この細かい配慮が、番組の最後を飾る。

エキスタ前の皆から止まらない拍手、拍手・・・。

皆さんにお礼を述べて、スタジオを降りて控え室に戻ろうとしたら、その廊下の手前にちいさくしゃがんでいたのは、鈴井社長。

「最後だからね。ここから見てたよ。」

・・・・・・。

Rって、いろんな意味があるんだよと番組が始まる前にディレクターから言われました。

RadioのR。
RealのR。
JR札幌駅のR。
R指定のR。(これは疑問だったが)

もうひとつ。

RelayのR。

始まった当初は月曜Rは安田、火曜Rは森崎、水曜Rはシゲ、木曜Rは大泉が担当していた。

「4人のパーソナリティがさ、一週間リレーして放送するんだよ。」

なるほど、と思っていたら大泉が半年で卒業しちゃって、僕は木曜Rに。

僕はこの「リレー」ってのが好きだった。
何となく木曜担当はアンカーっぽかったし。

Rという番組は終わりません。
だってリレーなんだもん。

僕は大泉からもらったバトンを、龍太君に渡しました。

龍太君は僕達がどうしても生放送ができないって時にピンチヒッターで全て出演してくれました。
石黒めぐみとの呼吸も良く、僕達も嫉妬しちゃうくらい。
実は昨日、放送では読まないでというメールを送ってくれていました。そこには今まで一年半を労ってくれる言葉と、引き継ぐ信念の言葉が綴られていました。

情に厚く、言葉巧みでとっても面白い方です。きっとRを守り続けてくれるでしょう。僕も今後はリスナーとして応援し続けます。


バトンを落とさずに、走ってください。
僕達は1年7ヶ月、走ってきました。
ブサイクな走り方だったかも知らんが、でも一生懸命走りました。
これからは安心して、応援しています。
頑張ってね!龍太君。


Rは僕が心から愛し、また大勢に愛され、今後長く続く番組です。

これをやめて芝居に打ち込もうってんだから、僕達は絶対に裏切れません!
そうじゃないとRスタッフに、龍太君に、応援してくれた皆に、それから自分にも。
申し訳が立ちません。

もう決意は固まりました。
TEAM-NACSは、芝居集団です。
行けるところまで5人で行きます!
来年の全国ツアー、期待していてください。
もう筆は走り出しています。


・・・それから。

Rのバトン、元々はそれこそ夕方の番組「ゴイス」の鈴井貴之から渡された物でした。

そして今、僕の手元にはまた新しいバトンが渡されました。
土曜深夜1時~2時。
この時間もまた鈴井貴之の「キングゴイス」の後番組となります。
タイトルは「MORY STAGE」。

Rを卒業しても新番組を用意してくれた、エアジーに感謝します。

この番組、僕はかなりの決意を持って挑みます!
一緒に番組を盛り上げるのは大下、川島、村山、宮崎の4人!!
ついて来い俺に!

全ては明日!

土曜深夜1時!
ナックスガタメの後!!

MORY STAGE第1回目の放送は、生放送でお送りいたします!!

聴いて!!