(エッセイめいたもの。‥‥長いからな!)
すっかり根雪になり、冬嫌いの俺もとうとう
「今は‥‥冬だ!」
と、認める気になった。
当たり前じゃんと思うかもしれないが、これが俺にとっては
結構勇気のいる決断なのですよ。
昔から自分が嫌なものに対しては、
その一切を認める気になれない【おこちゃま】な訳でして、
明らかに自分の認識と違う事象を目の当たりにしても、
なかなかそれを受け入れる事ができない性格。
子供なんですな。
ただし、その考えも変えざるを得ない限界まで達した時、
その反動が大きい。簡単に言うと、
「嫌いなものが、好きになる」
という訳。
現に、学生時代5年間片思いしてたコは、
最初はクラスで一番嫌いなコだった。
たぶんこの辺が、NACS連中に
「うざい!」と言われる部分なんだろう。
ほんと【口ばっか】なのだ。
だから、もしかするとこの「親の仇」の様な冬も
いつかは大好きになっているかもしれない。
そして、つい先日‥
そのきっかけになるかもしれない事が起った。
その日はいつもの様に朝まで本を読みふけっていた。
東の空が白始め、そこには無数の恐怖の大魔王(雪)が‥‥
「クッソタレ‥ 性懲りもなくまた始まりやがった‥。
てめぇなんぞに‥‥ てめぇなんぞは‥‥
てめ‥‥!? ‥‥?? ‥‥???
んん?? ‥‥‥キ、キ、綺麗だなっ!!」
10月に「川を遠近法で見られる部屋」に憧れ、
川沿いの階の高いマンションに引っ越した
俺の部屋から見えるその景色は、
100人中95人ぐらいは「綺麗!」と形容するだろう、
そんな景色だったのだ。
「ふ、ふんっ! ま、まぁ‥‥確かに見た目だけは‥
認めないでも‥‥ ないな! ‥‥ふんっ!」
そこで俺は考える。
冬とは【美女】だ。
見た目は確かに綺麗だが、
中身はそれに比例してろくでもないものになる。(超偏見)
だけどやっぱり美女はいい!(どないやねん)