気持ちの良い秋晴れの朝。
この時期の北海道民は、こういう日を大切に過ごします。
間も無くやってくる白い世界に向けて、山の色を目に焼き付けたり、木々を雪から守る冬囲いをしたり、ダイコン干したり、車のタイヤを冬用に代えたり。
季節が激しく動くのが北海道です。
厳しさの中に美しさと、寒さを逆手にとる技術と努力の結晶が数々生まれています。
北海道米もそのひとつ。
先人たちのとんでもない努力のおかげで、この地に稲作が定着しました。
そして気の遠くなるような品種改良を重ねました。
米はもちろん年に一度しか収穫できません。
長い年月かけて、かけあわせ200万種の中から選ばれた、たった1種が「ゆめぴりか」です。
(札幌市民から最高の1人を選ぶのとほぼ同じ)
「ななつぼし」も「ふっくりんこ」も、技術の進化と生産者の苦労あってこそ誕生しました。
おいしい!というのは個人差があります。
だけど、全国で最高クラスの「特Aランク」を毎年いただき、自他共に認める日本代表のお米が、北海道にはあります。
今年は最高水準の品質だそうです。
酷暑を耐え抜き、農家の皆さん本当に大変な思いで育て上げてくれました。
ありがとうございます。
でもコロナの影響で外食が落ち込み、米の需要が減ってしまっています。
いまこそ、日本の主食を大切に、感謝していただきましょう!
お米にはストーリーが宿ります。
それを知って食べると、さらに旨味が増して、泣けちゃうほど美味しいです。
みんなに知って欲しいことです。
いろんな言葉がありましたが、「おいしくなった」という言葉だけを頂戴し、それを励みに、また厳しさと戦っていくのが北海道農業の誇りであります!
本日、音楽劇「ピーターと狼」公開です。
朝からコメ食って頑張るね!
劇場で会おうね。
お待ちしています。