「overture」ご観劇ありがとうございました。
劇場内では感染症対策にご協力頂きありがとうございました。
2020年春に延期となった「第5回公演」は演目を変えてovertureとして上演しました。稽古の途中で延期が決まった時の、どうする事もできない無力感、演目を変えると決まった時の不安だった気持ち。
そういうものを、なぎ払う思いで力一杯全力でバットを振り回しました。
今は、手放しで「終わったー!」という開放感は無く、息を切らしながらも力を緩める事は無く、体は身構えながら「……終わった。はぁはぁ」という気持ちです。
伝わりますか?(笑)
大変、有り難い事に前売り券完売の公演もありました。しかし、その公演でも空席がありました。
チケットを購入して下さったのに、泣く泣く…観劇されなかった方の席です。悔しい、苦しい、想いがあると思います。僕の母もその1人でした。田舎で祖母の近くにいるのでね。観に行けない報告を電話で聞いた時は本当に泣いていました。
そういう想いのある空席に向けても、力を込めてovertureをお届けしました。きっと届くと信じてます。
そして今回は、やはり戸澤亮。よく頑張りました!はなまるをあげます(笑)たくさんの条件がある中での作品作りは、たくさん頭を悩んだでしょう。
ストレスで禿げましたか?←劇中の台詞より。
もちろん様々な意見はあると思いますが、少なくても僕はNEXTAGE本公演として堂々とお送りできる作品だったし、自信をもって「上條」という役を生きる事ができました。ありがとう。
千秋楽前に、演出家にもらった最後のダメ出しを皆さんにお伝えして終わりたいと思います。
「髪、伸びた?」
……はぁ?????(笑)
ご観劇して頂いた皆様、応援して頂いた皆様!
overtureありがとうございました!