何かのドラマで
「あなたの母親にだって青春はあったんだよ」というセリフがありました。
何のドラマで誰が言ったセリフかは覚えていません。
でも脚本は倉本聰先生だったように思います。
最近、ちょっと青春を懐かしむ出来事が続きました。
昨日、映画「ボヘミアン・ラプソティ」を観ました。伝説のバンドQueen。
特にそのヴォーカル、フレディ・マーキュリーを描いた作品です。
予告をテレビで見て衝動が走りました。観なきゃ!!
中学の頃から洋楽にかぶれ、クリーム、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、スコーピオンズ、ベイ・シティ・ローラーズ。その中、Queenも聴いていました。
多分、当時ほとんどのレコードを持っていました。
彼らのインタビューが掲載された日本版「MUSIC LIFE」も友達と回し読みをしていた記憶があります。
そして彼らの来日公演。
北海道にも来てくれたことがあります。札幌・真駒内屋内アイスアリーナ。
高校1年生だった僕は彼らのライブを食い入るように観て、
代表曲であるWe Are The Championsを熱唱した記憶が蘇りました。
映画の後半、特にライブシーンはもう号泣でした。嗚咽です。
声を殺すのに必死でした。感動?いや違うんです。分からない感情がこみ上げてきて、それを抑えるのに必死でした。映画を見てあんなに泣いたのは初めてです。
やばかった。どうしていいのか分からないものがこみ上げてきたのです。
一週間前、赤平のTantan祭りというイベントでステージに立ちました。
観客席を見て途中「?」と思いました。
まだ大学受験浪人生だった頃に仲が良かった女性がいました。というか当時の彼女ですね。もちろん今は年齢を重ねてはいましたが、分かるものですね。
30数年ぶりの再会です。娘さんらしき人と二人でいらしていました。著書にもエピソードは書いたと思います。特に会話を交わす機会もありませんでしたが、懐かしく嬉しく、そして何か僕にもあった青春を思い出しました。
もちろん連絡先も知らないので、どうにもならないですし、連絡しようとも今更考えませんが、何か未来に希望だけを思い馳せていた自分を思いだしました。
現実的には、年金積立や保険の見直しといった事を考えなければならない年齢になってきました。
でもね、まだまだだな、とも思わせてくれました。もう青春は戻らないけれど、
あの頃の気持ちに立ち返り、まだまだ頑張り続けなければ。
そう思わせてくれました。
12月、恒例のファンミーティングが近づいてきました。
ファンミーティングはウインターソングが作られる。
今回は僕が作詞をしました。
情報解禁はまだ先でしょうが、恥ずかしい曲になりました。
56歳のおっさんが、19歳の女の子の気持ちになって書いた詞です。
山下達郎さんへのアンサー、そしてユーミンをリスペクトし、
無理ですが80年代のキョンキョンに歌ってもらいたい。
そんな思いで書いた曲です。
僕らにも青春はあった。
あなたのお父さん、お母さんにも青春はあった。
青春の思い出は色褪せても輪郭ははっきりと残っている。
ああ「ボヘミアン・ラプソディ」もう一回観に行こうかな。