12の怒れる、、、
あ、大変失礼しました。
「12人の怒れる男」でした。
確かに、河野の言う通りタイトルは大事ですね。
一昨日、芝居を拝見しアフタートークにも参加させて頂きましたが、やはり何度見ても名作でした。
舞台の配置、お話、役者さんの熱量、そこに集まるお客さんの表情、、、すべてが素晴らしかったです。
特に舞台を囲むように作られた客席にいるお客さんのシルエットが素晴らしい効果を僕の中でうんでいました。
お話の芯である「一人の少年が死刑なのか無罪かを決める陪審員の12人」
白熱する12人の男たちの後ろに見える客さん一人一人が13人目の陪審員に見えてくるのです。
法治国家に暮らす人間である限り(お話の時代や国は違いますが)、舞台上で行われている議論は全ての人が向き合わなければならない事であり、お客さんそれぞれが芝居の観想と共に自分の意見を持ち始めている表情が照明効果の具合で見えてくるのです。
会場全体が一人の少年の裁きに立ち会っている、、、
12人の役者のお芝居を見ているのではなく、目の前にいる12人の男が自分の心の中にあるいろんな気持ちの代弁してくれている、、、
そういう一体感があるんです。
本当に素晴らしかったです。
アフタートークでも止まらない観想を語らせて頂きましたが、ただただこの舞台のファンなんだと思います、僕。なので、ついついすき放題してしまいました、、、と言い訳もしつつ、、、。
観にいって損はないと思います。
ではでは皆様、お盆休み楽しんでください。