すでに、私もメンバーも、
いろんな媒体で語らせていただいてはいますが、
地方公演が終わったこのタイミングで今一度……。
CUTの編集者さんが
「元々インディーズであるNACSを、今回初めてプロの腕によって、
メジャー的なレベルに押し上げてくれたと思います」
と、表現してくれました。(全然正確ではありませんが)
まさに、「言い得て妙」だと思いました。
もちろん「インディーズの良さ」ってものもあるでしょう。
それ自体、すごく素敵で、やろうと思ってもやれない……。
(その前提として、支持してくれる、めっちゃ多数の存在があってこそですから)
だからNACSがここまできた。
そう思ってます。
本当に、あの4人に出会えたこと、
そして、今後も一緒に仕事ができることは、
私の人生にとって奇跡以外の何物でもないし、
「財産」という言葉に尽きます。
ただ、今、
ここで、(ていうか今まで)どうしても考えてしまうのは、
【歳】
です。
「40も超えたおっさん連中が、このレベルのものをやっていいのか?」
ぶっちゃけ、東京に来てからの10数年、
本公演のたびに、
この思いが頭から離れたことはありませんでした。
「だから、いい!」「だからNACSなんだ!」
そう思ってくれるお客様、
そんな皆様に支えられ続けてきた今まででした。
そのことに、タナボタ的な感謝の気持ちでいっぱいの今まででした。
でも……
もう、それが我々個人の【歳】がそこに
「本当にそれでいいのか? 【それだけ】でいいのか!?」
というブレーキをかけ続けてきました。
そうとしか言いようがないんです。
すみません。
なんかメンバーの総意みたいな感じで書きましたが、
これはあくまで「戸次重幸だけの」思いです。(悪しからず!)
そんななかで、
やっと、やっと……という思いでできたのが、
この『悪童』なんです。
脚本を書いてくださった、古沢良太さん。
演出を担当してくださった、マギーさん。
100回ハグしても、しきれないほどの感謝を申し上げます!!
今、とても気持ちがいいです。
初めてNACSで「役者としてだけここにいられる」という
充実感と幸福感。
それを与えてくれた、すべてのスタッフ、
そして、それを今回も「仕事」として成立させてくれている
「すべてのお客さま」
へ、感謝申し上げます!!!!
私は、
私たちは
「幸せ者」
です。
今までの公演に来てくださった皆様に、
最上の感謝を申し上げます!
ご来場、誠に、ありがとうございました!!!!
東京公演も、
精一杯勤めあげます!!
では、また明日の朝。