ハナタレ全国放送の場ともなった、愛すべき函館です。
DIARYですから、昨日の出来事を。
スーパー北斗に乗り、3時間半かけての函館。
長い旅ですから、PCで映画を見たり、本を読んだり。
そのうち眠りに落ち、函館まであと30分というところで目が覚めました。
車内アナウンスで「五稜郭駅に止まります」と流れたので、
桜が見たかった私は、急遽五稜郭駅で降りることにし、
30分歩いて五稜郭にたどり着きました。
あとから聞いたところ、函館駅まで乗って、
そこから歩いた方が近かったそうですが、
少しでもカロリー消費をしたかった私は、全然後悔してません。
途中、雑草の生える空き地が結構あり、
東京ではまずない景色だと感慨に耽りながらの道中、
不意に自分の少年時代を思い出しました。
確かにあの頃と似た風景のなかを歩いている。
でも、あのころと違うのは、
ペットボトルに入ったお茶。途中で一服したタバコ。
道中カンパニーのメンバーとLINEでやり取りしていた
手のなかにある携帯。
そんな物を眺めていると、なんだか
【思えば遠くに来たもんだ】という思いに陥り、
同時に自分が経てきた時間を感じずにはいられませんでした。
そして五稜郭にたどり着きました。
そこは七分咲きの桜で埋め尽くされ
思わず「ほほ~~!」と感嘆の言葉が口から漏れました。
五稜郭の桜初体験の私がやりたかったことは
「堀のなかで、ボートから桜を眺めること」
50分2000円のボート代金を支払ったとき、
従業員の方がやけに
「時間を過ぎますと延長料金がかかりますから」
と、繰り返し言ってきたのが気になりましたが、
それに適当に相槌を打ち、意気揚々とオールを漕いでいく私。
しかし10分も進むと、すぐに腕がパンパンになり、しばし休憩。
ボートの上から写真なんか撮って休んでいると、
風に流されボートはどんどん奥へ奥へ流されていく。
とそこで、ピンときました。
「ははーん。勢いで奥へ奥へ行ってしまったお客は、
帰りにかかる時間を計算していても、
体力が追いつかず、時間内に帰り着けないパターンが多いんだな。
ふふふ……。なめんな!」
ボートに乗り20分ほど経過してした私。
良い意味で自分の力を全く信用していない私は、
引き返しました。
結局、星型の五稜郭の、
5つあるのとんがりの1つ分を制覇しただけで、
私のボートの遊覧は終わりました。
所要時間35分。
でも体力的にもそれが限界でした。
終わってみると、右手にはしっかり水ぶくれを伴ったマメが……。
がっかりです。
自分の全てにがっかりです。
ボートもろくに漕げない。
もやしですよ。もやしっ子ですよ私は。
なにが【手稲が生んだ最後のタフガイ】だ!(自称)
本日は、水ぶくれのタコを右手に感じつつ、
趣味の部屋をしっかり努めようと思います。
では、また明日の朝。