ウクライナ語です。
昨日の夕刊の余韻も冷めずに、書いております。
さて、
『不便な便利屋』がついにOAになりましたね。
思い返しても楽しい現場でした。
ドラマに携わった者の常として、
この後は高評価(高視聴率)を受けることを祈っております。
ところで、先日おにぎりの大泉との飲み会の席で
「上手い役者、上手い演技とはなにか?」
という話題が上がりました。
結局は「好み」の問題とはなりましょうが、
どうも昨今は「流行りの演技」というものがあるようです。
それに準じた演技をすれば「上手い」
もしくは「味がある」ということになると。
もちろんあくまで個人の考えであり、
それが正解ということではありません。
しかし、役者をやらせていただけている身として、
それだけでは、なんだか悲しいなと。
時代の流行り廃りに影響されない、絶対的な
「上手さの指標」というものはあるのか?
あると信じたいです。
我々が見て「上手いな~」と感じる方の演技は、
そこをクリアーしているからだと。
数年前、ゲストとして朝ドラに数話だけ出演させていただいたとき、
そのリハーサルに西田敏行さんもいらっしゃいました。
役者、スタッフを含め、そこにいる全員が、
繰り返されるリハーサルの度に、決して前とは同じことはされない
西田さんから目が離せないという状況でした。
「次は、どんな芝居を見せてもらえるんだ?」
私を含め、そこにいる全員が目をキラキラさせながら、
次の西田さんのセリフを待つ。
それはまるで、ディズニーランドのパレードで
ミッキーマウスの登場を待つ観客の心。
こんな風に思ってもらえる役者はそうはいないと感じながら、
いつか自分もそうなれる日が来るんだろうかと、
思わずにはいられませんでした。
しかし、昨日の夕刊でも言いましたが、
「千里の道も一歩から」の精神で、
今後も役者をやらせていただけたら最高です。
さて、
本日は金沢公演。精一杯頑張ります!
では、また明日の朝!