昨日、2015年2月14日、午後2時53分、河野家に家族が増えました。
3220gの、元気な男の子です。
僕、前から立ち会いたいと思っていまして。
予定日は明日、16日だったんですが、お仕事。
その前の13日、14日、15日がちょうど3連休。
コレはビッグチャンスという事で、
なんとかそこで産まれて欲しいと願っていました。
願っていただけではなく、2ヶ月くらい前からおなかの子に向かって、毎日毎日、
「2月14日に産まれよっか。13日から陣痛が来て、14日に産まれて、15日はたっぷりと一緒に過ごそうな。」
と言っていたら、ホントにそうなりました。
言う事を理解できるなんて、胎児の時からすでに、藤尾君より頭がいいようです。
心配して、疲れ果て、嬉しくて涙し、夫婦の絆を強められた三日間でした。
産まれてきてくれた、あの瞬間に居られてよかったです。
24時間、陣痛と戦い続けた妻の横に居られてよかったです。
壮絶ですね。
愛しい命の誕生の為に、ボロボロになりながら戦う妻の横で、
色んな事を思いました。
「これから先、産まれた子に対して自分がどれだけ愛情を注いでも、
今、奥さんがやってる事には絶対にかなわへんな」
とか、
「こんな思いをして、母親も自分を産んでくれたんやな」
とか。
妻を尊敬し、感謝します。
母を尊敬し、感謝します。
子供が産まれるって、なんでしょう。
当たり前ですけど、凄いですね。
子供が欲しいと思ってから、子供ができるまで、
“期待してがっかりして”を繰り返して、
“できた!”ってなってからは、おなかの子を心配して、
奥さんのちょっとした行動を心配して、
特に冬になってからは雪道をすべらないように心配して、
そんな風に出産まで心配してる時間がたくさんあって、
で、出産の時にまたメチャクチャ心配して、
産まれてからは、“なんで泣いてんのかな?”とか心配して、
そしてこれから先も、果てしなく心配ばっかりするんでしょう。
僕が中学、高校の時、学校を無断で休んだり遅刻しまくっていた時がありました。家は朝、普通に出てるのに、フラフラしちゃったりして……。
他にも、親を色々ガッカリさせる事が多くありまして……。
高校卒業の時だったと思いますが、けじめとして、母親に謝った事があります。
「今まで、心配ばっかりかけてごめん。」
そしたら、いつもおだやかな母親が声を荒げたんです。
「何を謝ってんの!?心配はするよ!心配せえへん親なんかおらん!心配は親が勝手にするもんや!心配はかけていい!人に迷惑をかけへん生き方をしなさい!」
それを思い出しました。
親は、勝手に心配するもんや。
14日に産まれるという約束を、
親父との初めての約束を、
息子は守ってくれました。
次の約束は、僕も息子も、お互いに、
必死の思いで産んでくれたお母さんを、悲しませない事です。
お母さんに迷惑をかけない事です。
そして僕は、母がそうしてくれたように、
息子に対して、たくさんの心配を勝手にしようと思います。
長くなってしまいました。
河野真也、ますます頑張ります!
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします!!