大変ご無沙汰をしております。
ご容赦。
函館から秋田へと向かう列車に揺られております。
札幌公演、函館公演。
地元を皮切りに、旅が始まりました。
車窓から見える雪原を呆けて眺めてます。
北国にのこる四月の雪を見ながら
桜に出会うのは何処の街かと漠然と思い
東京の梅雨入りあたりまで続くこのお芝居、季節の移り変わりと共に進んでいくのだなと、ぼんやりと感じています。
青函トンネルに入りました。
トンネル内のドラえもん駅ってまだあるのかしら。
最近の娘はドラえもんが好きなことを札幌公演中、久々の自宅にて知りまして。
お芝居終わりは自宅に帰り晩酌。北寄貝のバター焼きがとても美味しく。
テーブルの向かいに座る娘も
「うまい」と、ぼそり言い。
「お酒のおつまみが好きだよね。パパみたいにお酒も大好きになるかもね」
と私が言いましたら
「そうだね。二十歳の誕生日に乾杯しようね」
と八歳の娘が宣いまして。
あまりの嬉しさに、私がとっさに小指を差し出しますと、彼女は小さな小指を差し出し、応えてくれました。
二十歳の誕生日に、女の子が父親と。
可能性は大変低いでしょうが、
良い目標が出来ました。
それだけで感謝です。
青函トンネル通過。
津軽もやはり雪景色。
旅が始まったなあ。
連日、皆様からいただくあたたかい拍手、心より感謝申し上げます。
公演各地、懸命に勤めます。
指切りげんまん。
長々ご容赦。
ではでは。
